4日、ラオス・ヴィエンチャンでは、「アジア欧州会合」(ASEM)が開催された。

アジア・ヨーロッパ各国の首脳が次々到着する空港には、日本の総理大臣専用機や、その隣には韓国の大統領専用機も停められた。

だが、韓国の聯合ニュースは、自国の専用機を指し、「その姿がみずぼらしく、対照的だ」と嘆き、話題になっている。

記事によれば、韓国の大統領専用機は、1985年製作されたボーイング737−300。最大150人の搭乗が可能だが、長距離運転ができず、今回のラオス訪問の際も香港で4時間半整備時間が必要だったという。

一方、日本の専用機のボーイング747−400は、300人搭乗可能の上、総理大臣の海外出張の際はテロ対策として二台同時運行も行なっているという。

こうした理由について同記事では、与党が専用機交替を進めると野党から強い反対を受けるが、政権が変わっても逆の立場で同じことを繰り返すからだと指摘、両国の専用機を前にして「大統領専用機が情けない」と嘆く公務員の声も伝えている。

ちなみに、この記事に関して韓国のネット掲示板などでは「どうせ大統領は退任後、財閥になっている。税金の無駄遣い」「できれば格安航空社のエコノミー席に乗ってもらいたい」「船で行け」「土地不正購入の次は飛行機か」など、厳しいコメントが寄せられている状態だ。
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